【悩ましいサイズ感】バブアー ビデイル スリムフィットを6年着込んで思う事

アウター

ビデイルのスリムフィットは機能的かつ見た目がシュッとしてカッコよく素晴らしいジャケットです。個人差はありますが加齢と共に体型が変化した際に窮屈になる恐れがあります。バブアーを長く着る前提で購入される方はレギュラーフィットや他のモデルも検討しましょう

バブアー ビデイル スリムフィットについて

英国王室御用達マーク(ロイヤルワラント)

 英国王室御用達、防水性アウターが主なアウトドアブランドの乗馬用ジャケットを日本人向けに細身のシルエットにしたものです。基本のレギュラーフィットモデルとの違いはコーデュロイ製の襟の大きさ、着丈の長さ、身幅、袖の太さとなります。レギュラーフィットは襟が大きめで、着丈はスリムフィットに比べると短く、身幅と袖もスリムフィットと比べると太い為、着方によりますが全体的に野暮ったい印象です。

スリムフィットはレギュラーフィットに比べ襟が小さく日本人の骨格に対してバランスの良い大きさです。着丈はレギュラーフィットと比べ長く、身幅、袖丈も細い為、全体的にシュっとしたシルエットであり格好いい見た目になります。表面生地の仕様はスリムフィットもワックスドコットン(油を塗った綿生地)を使用しておりアウトドアにも対応できる仕様ですが、街着としての用途想定が強いジャケットです。

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所持品紹介

カラー:ブラック   

サイズ34(XS)  

購入時価格:税別¥49,000 

着用歴:6年✖️年間着用日数 約50日   

メンテナンス:襟のコーデュロイにブラッシングのみ

身長169センチ体重60キロが着用

 購入当初はワックスドコットンによる表面のベタつきはありましたが3年程経過した頃からベタつきはほぼ無くなりました。普段使い以外にも釣り等のアウトドアに使用してみましたが普通に使えるのでラフに使い込む道具としての服なのだと実感できました。普段はデニム等のカジュアルな格好の上に着ており寒い時期には中にインナーダウンを着用、夏以外は年間通して着れるアウターです。

購入の経緯

 雑誌でよく見るので気になっていた事、防水性もあり長く着る事ができデニム等のカジュアルな格好に合う事や男らしい雰囲気を纏った服であり、格好いいと思い購入する事に決めました。私が選んだブラックについて、一般的にセージ(深めのオリーブ)がメインカラーとなってますが人と被る事を避けたかった私はブラックを選択しました。ブラックのみ内側のチェック柄が違い、ジッパー部分もゴールドではなくシルバーであるところが気に入ってます。また他のカラー(セージ、ネイビー)と比べ男らしくもあり上品な印象も受けるカラーです。

着込んで思う事 


ワックスドコットン(6オンス)について

最初は油が塗られている為ベタベタしますが、雨や風を通さない丈夫な綿素材で着込む程に光沢やアタリが出て良い風合いに育ってくれます。天然素材で防水防風を兼ね、経年変化した時に味のある見た目に変化してくれるので愛着を持てます。ベタつきが嫌な人向けに、そこそこの防水性があるノンワックスモデルも出ていますが個人的にはワックスドコットンモデル1択です。


ビデイルスリムフィットの形状について

上記でも書いた通り程よい襟の大きさとシュッとしたシルエットであり肩はラグランスリーブで肩幅にフィットし動きやすい作りで、お尻を覆うくらいまでの着丈があり上品な印象を持てます。しかしこのスリムフィットモデル、見た目はカッコいいのですが中年の成長期を迎えた私の体にはキツくなってしまいました。特に肩部分がキツく中に厚手の服やインナーダウンを着るとパツパツで腕が動かしにくくラグランスリーブの動きやすさを解消してしまい、レギュラーフィットにしとけば良かったと後悔しています。

キロメートル
キロメートル

薄手のインナー着用ならスリムフィット、中に着込むならレギュラーフィットを選ぶのがお勧めです。ガッチリ体型の方やよく筋トレ等をする方もレギュラーフィットをお勧めします。


カラー ブラックについて

黒は万能で格好いいカラーなのですが固い印象のカラーになってしまう難点もあります。例としてホワイトデニムに合わせるとメリハリが強くてオシャレ上級者じゃないと合わせるのが難しいです。その点、バブアーの代表的カラーであるセージは着合わせしやすい万能カラーだと感じます。

キロメートル
キロメートル

バブアーのコーディネート写真を見ると大半はセージですが、黒のバブアーはかっこいいです。


襟のコーデュロイついて

ただのデザイ的なアクセントにも見えますが襟を立ててチンストラップを締めるとタートルネックのようになり冷たい風を防いでくれます。内側がコーデュロイの為、肌触りが良いです。こういった点からバブアーは機能服なのだと感じます。襟を立てた着方をする方はあまりいないかもしれませんが、私は寒い時にはこの着方をします。身に着けるものが増える事を嫌う私にとってはマフラーいらずで便利です。


チンストラップ閉めるとマフラーいらずのタートルネックです

ポケットについて                                        ビデイルスリムフィットにはハンドウォーマーポケット2ヶ所、フラップポケット2ヶ所、内ポケット1ヶ所がついてます。まずハンドウォーマーポケットですが絶妙な位置についており手を入れやすく内側が起毛素材で暖かいです。私自身よくポケットに手を入れるので重宝してます。フラップポケットについてはマチがあり容量もある為、車の鍵や、携帯電話、折り財布等を入れるのに便利です。ビデイルがあれば小物入れ等のハンドバッグは不要になります。内ポケットはベルトクロス仕様のもですが映画のチケット等の紙券を入れるのに重宝してます。こういったポケットの仕様からもバブアーは機能服として優れていると感じます。

絶妙なポジションのハンドウォーマーポケット
収納力のあるフラップポケット
内ポケット

自身の着方について考える

 上記で述べたとおり中に着込むとキツくなってきたのでレギュラーフィットモデルを検討しました。少し前にビデイルのレギュラーフィットモデルを試着したのですが野暮ったいシルエットで少し難ありと感じ、スリムフィットは着丈を長くし程よいバランスをとっているのだなと優秀さを感じたとこでもあります。しかしスリムフィットは格好いいが中に着こめない為、ワンサイズ上も試着してみましたがワンサイズ上だと全体的に見た目やサイズ感がイマイチです。

試しにレギュラーフィットのビューフォートとういうモデルを試着したところレギュラーフィットのビデイルで感じた野暮ったさが解消され見た目は良かったので今後はこれを買おうと思っているところです。ビューフォートはビデイルと比較し少し着丈が長くなっているモデルの為、レギュラーフィットにおいてバランスの良い見た目に仕上がるのだなと感じました。イギリス本国ではビデイルよりビューフォートを着ている人の方が多くスーツの上に着るスタイルのコーディネートもよく見られるので着こなしの幅も広いです。

キロメートル
キロメートル

ビューフォートは少し長めの着丈がジャケットの着丈を覆うのでスーツの上に羽織っても違和感がありません。

購入は

ビームスやシップス等のセレクトショップに行けば取扱いしていので試着してからの購入がお勧めです。

試着の際は肩周りがキツくないか?インナーは何を着るか?袖丈や着丈は合っているか?を確認し自身の着用想定に合わせた服装で試着してみましょう。

どうしても通販が良い方は商品サイズの裄丈(肩幅÷2+袖丈)を確認し自身の裄丈+3〜4センチぐらいのサイズを選ぶと良いでしょう。どうしてもサイズが合わなかった場合は返品交換またクーリングオフするしかありません。

キロメートル
キロメートル

アウターの袖丈は手の甲にかかるくらいがお勧めです。少し短いなと感じたら肘を曲げて許容できる短かさか確認してみて下さい。

最後に

 バブアーのワックスドコットンを使ったモデルは丈夫で一生物です。服としての機能も優れずっと着続けられるアウターはなかなか無いのでホントにお勧めです。最近はスリムフィット意外にもオーバーサイズフィットという流行に合わせたモデルも存在するようですが、流行の変化で将来的にダサく感じる時が来るかもしれません。長く着る事を考えれば流行りに左右されないレギュラーフィットのベーシックモデルが一番お勧めです。私自身も今後もバブアーを着続けたいと考えているのでビューフォートの購入を検討しています。皆様も是非バブアーのワックスドコットンの良さにハマってみて下さい。                               

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