夏の履き物の定番であるサンダルをこれまで何足か履いて来ましたが、サンダルというアイテムの性質上軽装な作りの為、ある程度の期間履き込むと劣化し壊れてしまいます。私が9年程前に購入したチャコのサンダルは未だに現役であり壊れる気配もありません。堅牢な革靴やワークブーツと同じ期間履けるくらいの耐久性を有していながらフィット感も良く活動的な場面でも使え、もはや最強のサンダルと言っても過言ではありません。今回は私の所持するチャコのサンダルのお勧めしたい理由や購入すべきモデルを紹介します。
サンダルブランド チャコとは
1989年創業のアメリカ発のアウトドア向けサンダルブランドです。元々靴職人だった創業者がリバーガイドの仕事に転職した際に当時売られていたアウトドア向けの靴に満足していなかった為、自身の靴職人の経歴を活かし自分でサンダルを作る事を決意しスタートしたブランドとなります。足を専門とする整形外科医の力も借り人間工学に基づき設計され、最大限の快適性と耐久性に焦点を絞り作られている究極のスポーツサンダルです。またソールやベルト交換の修理も行っており、できるだけ長く使ってもらい廃棄されるゴミを減らすという考えの環境配慮を行なっています。
長持ちする理由は?
- ポリウレタン素材の高耐久なミッドソール
世に出ているサンダルのソール素材はEVA素材や発泡性ポリウレタンといったスポンジ状の素材が多くありますが軽量で履き心地が良いという反面、使用頻度や保管状況にもよりますが数年でボロボロとソールが崩れる加水分解を起こしてきます。チャコのポリウレタンミッドソールは柔らかいスポンジ状の物ではないのでボロボロと崩れるような加水分解はほとんど起きません。適度な弾力があるずっしりとした高密度のソールですので耐久性(耐荷重性、耐摩耗性)があります。
- 高耐久のアウトソール
チャコグリップと呼ばれるブランドオリジナルの配合ゴムソールは耐久性とグリップ力に優れています。2016年まで採用されていたイタリアの名門ソールメーカー、ビブラム社の物よりグリップ力が向上しているそうです。
- しなやかで劣化しにくいポリエステル製のウェビングベルト
耐候性に優れ引っ張り強度もあるポリエステルでしっかりと編み込まれた生地なので耐久性も抜群です。車のシートベルと同じような素材ですので長持ちするのは間違い無いです。
丈夫で長く使える素材を使用している事がわかります。
EVAとはエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂 軽く柔らかく弾力があるスポンジ状の素材です
発泡性ポリウレタンとはスポンジ状のポリウレタンでウレタンフォームと言われたりします。軽量でクッション性が良く、底減りしにくいです
使いやすい理由は?
- フィット感が良く歩きやすい
1本に繋がったウェビングベルトを引っ張る事でサイズ調整可能であり、ミッドソールと自分の足がしっかりと固定されます。感触は違えどサンダルなのにスニーカーの様なフィット感と安定感を得る事ができます。またLUV SEATと呼ばれるブランドオリジナルのフットベッド(ミッドソールの足裏との接地面)は理想的な体重移動が可能な立体的形状で全米足裏病学会の認定印も授与しているお墨付きです。
- シンプルなので大抵の普段着に合う
ソールとウェビングベルトが主な構成のサンダルですので見た目は基本的にシンプルです。ウェビングベルトには柄が入ったものと無地の物があり、無地だとシンプル過ぎてつまらなく感じるかもしれませんが合わせやすいです。
- 脱ぎ履きも割と楽
足を入れるだけのビーチサンダルやスリッパ等に比べると脱ぎ履きのし易さは劣りますが、足を入れストラップを締めるだけなので簡単に脱ぎ履きできます。2つの簡単な動作でこれまでのサンダルには無いフィット感を手に入れらるので素晴らしい機能の優位性を感じます。
機能的で使い勝手も良いのでとても合理的なサンダルです。
選ぶべきモデルとカラーは?
- 選ぶべきモデル
Z1かZ2のクラシックシリーズこの2択です。チャコサンダルの素晴らしい耐久性を世に示したモデルであり、作られている部材もアップデートされたアウトソール以外はほとんど変わっていません。ブランド発足当初から今ままで続くロングセラーモデルなので間違いありません。
CHACO(チャコ) Z1 サンダル クラシック / メンズ レディーズ シューズ スポーツサンダル ストラップサンダル アウトドア レジャー Z1 CLASSIC 価格:12,100円 |
CHACO(チャコ) Z2 サンダル クラシック メンズ / レディース / ウィメンズ / スポーツサンダル / ストラップサンダル / Z2 CLASSIC SANDAL 価格:12,100円 |
- クラシックシリーズ以外なら
Z1、Z2のクラウドシリーズもお勧めです。軽さ、クッション、快適性を高めたアップデートモデルですがミッドソールに2種の異なるポリウレタンソールが使われている点から耐久性がクラシックシリーズに比べるとどうか?という疑問も残ります。
CHACO(チャコ) Zクラウド / スポーツ サンダル / メンズ / レディース ウィメンズ / ストラップサンダル / ZCLOUD 価格:12,100円 |
【国内正規品】 チャコ Ms Zクラウド2 メンズ サンダル チャコサン CHACO ZCLOUD 2 スポサン 価格:12,100円 |
- カラーについて
Z1シリーズですと展開が豊富ですがZ2シーリズは少なめです。私の好みは黒の無地1色ですがシンプル過ぎると感じる方はベルトに適度に柄の入った主張し過ぎない色味の物が良いでしょう。あまり派手な配色ですと長く履いていて飽きてしまったり、コーディネートしずらいので自分の着ている服に合わせやすいかどうかを考えて選ぶと良いでしょう。
- Z1、Z2の違いは?どっちがいい?
モデルの違いは足の親指部分のウェビングベルト有がZ2、無しがZ1となります。靴下を履きたいのならZ1、素足で履く前提でフィット感重視ならZ2です。Z1なら靴下を履けるので夏場以外にも履くことができます。Z2なら高いフィット感のおかけでアクティブに使え軽く走る事も可能です。
- クラシックシリーズかクラウドシリーズか?
軽さとフットベットの質感を重視するならクラウド、耐久性を重視しアクティブな環境での使用を想定するなら信頼性の高いクラシックがおすすめです。
自分の好みが1番ですが、着用想定や何を優先したいかを考えましょう。
- サイズ選びは?
基本的に自分が普段履いている靴のサイズで大丈夫です。しかしチャコには0.5刻みのサイズはないので25.5の場合は25センチを選ぶこととなります。逆に0.5大きいと足のストラップを閉めた際に余りのベルトが長くて地面に着いてしまう恐れがあり足に対してソールが大き過ぎたりします。ベストなサイズ感は爪先に0.5センチ以上〜1センチ程度の余裕がある事。ストラップを閉めた際にベルトの余りが地面にを引きづらない事です。
私の所持品紹介
モデル:Z2クラシック
カラー:黒1色
サイズ:7 (25センチ)
重さ:片足 約420g (スニーカーと同じくらいの重さです)
購入価格:¥12,100
着用年数:9年3ヶ月
着用頻度:大まかに 6月〜9月の土日祝 年間40〜50日
メンテナンス:汚れてきたら中性洗剤を使い使わなくなった歯ブラシでゴシゴシしてます。洗い流した後は天日干しです。
Z2を選んだ理由:アクティブに使えフィット感が良く、長く使えるサンダルはこれしか無いと思い購入しました。Z1に比べ親指のウェビングベルトが多い為安定感あり軽く走れます。
長持ちし高いフィット感で歩きやすいので、Z2クラシックを選んで満足してます。
履いてみて感じたデメリット
- フットベッドの溝に汚れが溜まる
素足で履いているとどうしても汗をかくのでフッドベットの汚れが気になってしまいます。汚れが溜まったら中性洗剤でゴシゴシ洗いましょう。
- 長時間歩くと足の裏の皮が少し痛い
個人差はありますが程よい弾力性のあるフッドベッドは少し固く感じ、足の皮が薄い人が長時間履くと痛いと感じるかもしれません。個人的意見ですがよく履き込んで、長時間使用に耐えれる足にすれば良いと思います。現代人の足は保護され過ぎかもしれませんので。
- 独特の日焼け跡がつく
私は気にしませんがウェビングベルトの模様に日焼け跡ができます。気になる方は日焼け止めか靴下を履けるZ1が一番の解決策です。
こうしてデメリットを挙げるとどれも靴下を履けるZ1なら解消できてしまいます。ですが素足で履く事はしっかりと足裏の筋肉も使え健康促進にもつながり、独自のフットベッドLUV SEATも素足でこそフィット感と歩く際の体重移動と運動性能発揮します。またウェビングベルトも素足で締めてこそしっかりとしたフィット感が得られますので素足で履く前提で設計開発されている事が伺えます。
靴下履きを否定はしませんが元々の設計思想に応じた履き方をした方が良いと思っています。
類似する他ブランドの代表モデルと比較
Teva (テバ) ハリケーンXLT2
価格:¥10,780(税込)
重さ:片足 約280g
ミッドソール:EVA
アウトソール:Durabrasion Rubber (オリジナルの配合ゴムソール)
テバ ハリケーンXLT2 TEVA HURRICANE XLT2 メンズ 1019234 サンダル スポーツサンダル 靴 シンプル おしゃれ キャンプ アウトドア 【正規品】 価格:10,780円 |
チャコより値段も安く、E VAミッドソールによるクッション性の良さと軽さで履き心地も良さそうです。しかしEVA素材は経年劣化による加水分解がある事、ベルトをマジックテープで固定するタイプなので使用頻度によるマジックテープの劣化も心配です。快適な履き心地と程よい価格、街のみで履くならテバ、耐久性重視とアクティブ使用ならチャコとなります。
suicoke(スイコック) KISEE-V
価格:¥20,900
重さ:約320g
ミッドソール:ビブラム社共同開発フットベッド(柔らかい履き心地から推測するにEVAまたは発泡ポリウレタン)
アウトソール:ビブラム社共同開発アウトソール(推測ですが素材は配合ゴム)
【返品交換送料無料】2023 新作 SUICOKE KISEE-V サンダル スイコック スポーツサンダル vibram ビブラム ソール メンズ レディース コンフォート ストラップ 価格:20,900円 |
重厚でスタイリッシュな見た目で足を固定するマジックベルトはクッション性のある当て布が付いています。履き心地、ファッション性は間違いないと思います。ファッション性と履き心地ならスイコック、価格と耐久性、アクティブ用途ならチャコに軍配が上がります。
まとめ 選ぶべきこれだけの理由
耐久性に優れ使いやすい。
コーディネートしやすい。
脱ぎ履きしやすい。
足とフットベットが一体になる高いフィット感
他スポーツサンダルブランドと比較し価格と品質のバランスが優れている
スポーツサンダルやアウトドアサンダルの原点にして頂点です、個人的意見ですが男性の場合はこのサンダル1足あれば他のサンダルはいりません。
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